日吉台の生き物たち②
日吉台スタッフです。
気温が下がってくる前のある日、水路になにやら泳いでいるものが...。
#ヤマカガシ
古代の神さまの名前をいただく、山の神・田の神の化身
ヤマカガシは本州・四国・九州に広く分布し、水田や河川等で多く確認されるそうですが、敷地内でみかけるのはかなり珍しいです。
牙は上顎の奥にあり、噛まれても刺さることが少なかったため、長い間無毒の蛇と考えられていましたが、じつは強力な出血性の毒をもつことが近年わかってきました。
頸部にもステロイド系の毒を蓄積する腺があり、つかまれるなどして腺が破れ、内容物が皮膚に触れたり目に入ったりすると、皮膚炎や眼障害をきたすことがあるそうです。
基本的には臆病な性格で、自分から攻撃することはまずないので、見つけても近づいて刺激をあたえたりせず、そっとしておいてくださいね 。
このヤマカガシも、すぐに近くの岩の隙間に逃げ込んでいきました。
気づけば11月も半ば。あの日見たヤマカガシは冬眠の準備にはいっているでしょうか。
そういえば、来年は巳年ですね。